媛儀Prototype/背景設定
生徒会執行部の学園ナビゲートシステム開発依頼を受けたコンピュータ研は
人工知能搭載型ナビゲートシステムを企画、PC端末用アプリケーションとして制作を開始した。
開発コードを「バリエーションA(仮)」と名づけたこのプロジェクトの開始に伴い、
コンピュータ研所属の開発責任者・香原春埜は外部協力者を募っていた。
この時フリーのバイト雇用の他、狂的科学部の関与が僅かながら確認されているがその後不明。
完成を間近に控えたある日、「バリエーションA(仮)」は突如開発中止を発表した。
開発責任者及び関係者一同からは開発中止の事由に関するコメントはなかった。
「バリエーションA(仮)」はプロジェクト中止後、後継チームの手によって組み直され、
娯楽用ソフト『himegi_Prototype』としてリリースされた。
該当ソフトのタイトルには、「バリエーションA(仮)」に起用されたキャラクタの作成を行った
当時の人工知能スクリプト担当者の名前が冠されている。
結局学園ナビの設置が遅れている生徒会執行部は手当たり次第の学園マスコミに依頼し
学園観光パンフレットを配布するも、大した成果が挙げられていない。
現在は学園観光案内の同好会にも経費を注いでいるとか。